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zoom RSS 桐朋学園芸術短期大学創立50周年事業〜音楽劇「瀧廉太郎物語」

<<   作成日時 : 2014/11/30 12:49   >>

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11月8日(土)の夕方、東京・仙川にある調布市せんがわ劇場での『 音楽劇「瀧廉太郎物語」 』を聴いた。(入場料2000円)
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この公演は、11月7日(金)〜10日(月)に6公演が催された。
また、桐朋学園芸術短期大学創立50周年事業となっている。

調布市せんがわ劇場は、東京都調布市仙川町にある市営劇場。京王線仙川駅より徒歩4分。「ACT+地区」と呼ばれる総合文化芸術の街としての都市開発地域の中に、東京アート・ミュージアム、シティ・ハウス仙川などと共に、全長432mの大規模な街づくりの一環として建築家安藤忠雄によって設計され、2008年にオープンした。 劇場の運営には芸術監督制がとられており、年間の50%は劇場主催の自主企画事業が行われている。市民サービスの機能として、演劇公演にとどまらない、周辺の商店街、教育機関、市民団体と連携したイベントが企画されている。 調布市せんがわ劇場アンサンブルという、プロの俳優やスタッフと市民スタッフから成る舞台芸術チームがそれに関わる。

音楽劇「瀧廉太郎物語」は、作・演出 柴田千絵里。
PRチラシには、次のように書かれていた。

「わかくして 友はゆけども 荒城の月の光は 世にかがやけり」 東くめ
明治時代。
西洋の風が日本に吹いてきた。
東京ができた。刀が消えた。
戦争、反乱、戦争・・・
太陽暦が採用された。
君が代に曲がついた。
事件、事件、暴動、恐慌、戦争・・・
条約、事件、暗殺。
明治、富国強兵、殖産業の時代。
現在の日本の軸ができた。
「西洋と日本のかけはしになる」
ただ、ひたすらに、音楽と向きあつた。
明治という時代の中で、23年間、ただひたすらに、その生涯をかけぬけた音楽家がいた。

瀧 廉太郎(1879年 - 1903年)は、日本の音楽家、作曲家。明治の西洋音楽黎明期における代表的な音楽家の一人。1879年(明治12年)8月24日、瀧吉弘の長男として東京市芝区南佐久間町2丁目18番地(現:東京都港区西新橋2丁目)に生まれる。瀧家は江戸時代、大分日出藩の家老職をつとめた上級武士の家柄である。             
父・吉弘は大蔵省から内務省に転じ、大久保利通や伊藤博文らのもとで内務官僚として勤めた後、地方官として神奈川県や富山県富山市、大分県竹田市等を移り住んだため、瀧も生後間もなくから各地を回ることとなった。そのため、5回転校を繰り返すことになる。  
1894年(明治27年)に15歳で東京音楽学校(現:東京藝術大学)に入学する。1898年に本科を卒業し、研究科に進む。こうして瀧は作曲とピアノ演奏でめきめきと才能を伸ばしていった。明治時代の前半に多くの翻訳唱歌ができたが、日本語訳詞を“無理にはめこんだ”ぎこちない歌が多く、日本人作曲家によるオリジナルの歌を望む声が高まっていた。瀧は最も早く、その要望に応えた作曲家と言える。                 
1901年(明治34年)4月、日本人の音楽家では2人目となるヨーロッパ留学生として、東部ドイツのライプツィヒにあるライプツィヒ音楽院に留学する。文部省外国留学生として入学、ピアノや対位法などを学ぶが、わずか2か月後に肺結核を発病し、1年で帰国を余儀なくされる。その後は父の故郷である大分県で療養していたが、1903年(明治36年)6月29日午後5時に大分市稲荷町339番地(現:府内町)の自宅で死去した。23歳没。      
歌曲に有名な作品が多い瀧だが、1900年には日本人作曲家による初めてのピアノ独奏曲メヌエットを作曲している。肺結核が悪化して、死期が近いことを悟った時、死の4か月前に作曲したピアノ曲「憾(うらみ)」が最後の作品として残された。           

【出演】  石井友樹・瀧廉太郎役
       ―平杏子(パフオーマンス集団・たまご)
       浦川拓海(ラッパ屋)
       川越美樹(パフオーマンス集団・たまご)
       今田野之子(N.G.A.)
       中井沙織(パフオーマンス集団・たまご)
       長尾稔彦
       平井千尋
       福島梓(OVERTONE-Labo)
       御林健太

物語は、老婆くめが配達人の男と音楽学校時代の思い出を語ることから始まる。     
主役以外のキャストは最大4役を代わる代わる演じた。               

【ソプラノ】 坂本明佳                                
【ピアノ】  藤原伊央里

劇中に演奏された曲は、                             
●メヌエット(ピアノ独奏)                               
●雀                        
●菊                                      
●シューベルト:軍隊行進曲                           
●小学唱歌集:庭の千草、仰げば尊し、ちょうちょう                 
●幸田延:ヴァイオリンソナタ第2番                       
●バッハ:コーヒーカンタータ                          
●幸田延:ヴァイオリンソナタ第1番第2楽章                    
●雁                                      
●ほうほけきょ                                 
●花                                        
●納涼                                     
●月                                      
●お正月                                    
●箱根八里                                   
●荒城の月                                   
●さようなら                        
●ヨハンシュトラウス:春の声                            
●シューマン:ソナタ第2番作品22                       
●メンデルスゾーン:無言歌より 甘い思い出・なぐさめ                  
●スコットランド民謡:庭の千草                                   
●雪                                      
●荒磯                                     
●憾(うらみ)(ピアノ独奏)

STAFF                                     
音楽監督 / 大出 満美
照明 / 蜂谷明日香
着付け ・ 所作指導 / 末吉慶子
演出助手 / 松下高士
舞台監督 / 奥田晃平
パンフレットチラシデザイン / 松本かなこ
監修 / 松井康司
制作協力 / spiel×spiel音楽劇ファクトリー
後援 / 大分県竹田市 調布市教育委員会
協力 / 瀧廉太郎記念館

〜休憩〜

アフターコンサート                               
●幸田延:ヴァイオリンソナタ変ホ長調全3楽章 & 二短調
瀧廉太郎の師でもある、幸田延。音楽劇「瀧廉太郎物語」にも登場する彼女は、明治時代、日本人として最初にソナタ形式による器楽曲を作曲した。
【ヴァイオリン】 田代晶子
【ピアノ】 永井幸恵

幸田 延(1870年- 1946年)は、ピアニスト、ヴァイオリニスト、音楽教育家、作曲家。東京の幸田家に作家・幸田露伴の妹として生まれる。音楽取調掛伝習生を経て、1889年から、日本初の音楽留学としてアメリカ、ドイツ、オーストリアに留学。1895年、帰国し、東京音楽学校教授として滝廉太郎、山田耕筰らを育てた。1895年に作曲したヴァイオリンソナタ変ホ長調(3楽章、未完)と1897年のヴァイオリンソナタニ短調(1楽章のみ)は、日本人による初のクラシック音楽作品である。1915年には大正天皇御即位を祝した混声4部合唱付交響曲「大礼奉祝曲」を作曲している。1909年教授を辞したが、以後欧米を視察し、1912年審声会を創立、後進の指導に当たる。東宮職御用掛となり皇族に音楽を教授、1937年帝国芸術院設立とともに会員となる。

感想として、
桐朋学園芸術短期大学の演劇専攻と音楽専攻の卒業生による舞台で、瀧の生涯を通して日本の音楽黎明期を描く見応えたっぷりのレパートリー。親しみやすい廉太郎の音楽が常にあり、あっという間の2時間だった。
キャストは、主役以外は最大4役もこなすので、目が回るようだった。
アフターコンサートでは、幸田延の、日本人による最初のソナタ形式による器楽曲が演奏された。初めて聴いたが、テクニックや和声など、廉太郎のピアノ曲との共通点もあるようように思った。
まさに桐朋学園芸術短期大学創立50周年事業にふさわしい力作だと思った。
みなさま、お疲れ様でした。

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