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zoom RSS カンディンスキーとシェーンベルク 演奏会

<<   作成日時 : 2017/01/16 14:36   >>

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2016年9月22日(木)の午後、 くにたち市民芸術小ホールでのくにたちデビューコンサート Vol.03『カンディンスキーとシェーンベルク−見る音楽、聴く絵画―』を聴いた。

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抽象絵画を開拓したカンディンスキーと、新しい音楽の可能性を示したシェーンベルク。ふたりの交流が20世紀初めの芸術創造において偉大な成果を残すことになる。演奏機会が少ない記念碑的傑作「月に憑かれたピエロ」やシアタープロジェクション形式による絵画の投影、評論家によるトークで、表現主義音楽の世界をたっぷりと楽しんだ。

カンディンスキー(1866〜1944)は、                                 ロシア出身の画家、美術理論家。一般に、抽象絵画の創始者とされる。ドイツ及びフランスでも活躍し、のちに両国の国籍を取得した。                     彼はモスクワに生まれ子供時代をオデッサで過ごした。1886年から1892年まで、モスクワ大学で法律と政治経済を学ぶ。                           1896年にミュンヘンで絵の勉強を始め、象徴主義の大家フランツ・フォン・シュトゥックに師事する。1902年、ベルリンの分離派展に出品。1904年からはパリのサロン・ドートンヌにも出品している。1909年には新ミュンヘン美術家協会会長となるが、1911年にはフランツ・マルクとともに脱退して「青騎士」(デア・ブラウエ・ライター)を結成した。その間の1910年に最初の抽象画を手掛け、絵画表現の歴史の新たな一歩を記している。代表作の『コンポジション』シリーズはこの最初のドイツ滞在期に制作された。 
革命後、1918年にモスクワに戻った。当時のソ連では前衛芸術はウラジーミル・レーニンによって「革命的」として認められており、カンディンスキーは政治委員などを務めた。しかし、ヨシフ・スターリンが台頭するにつれ前衛芸術が軽視されるようになり、スターリンが共産党書記長に就く直前の1921年に再びモスクワを離れてドイツへと向かった。1922年からはバウハウスで教官を務め、1933年にナチス・ドイツによってバウハウス自体が閉鎖されるまで勤務した。1941年にフランスがナチスによって占領されたのにも関わらず、彼はアメリカへの移住を拒否し続け、パリ郊外に位置するヌイイ=シュル=セーヌでその生涯を閉じた。

シェーンベルク(1874‐1951)は、                           
オーストリアの作曲家・指揮者・教育者。後にアメリカに帰化した。            弟子のベルクやウェーベルンと共に第2次ウィーン楽派と呼ばれ,また、調性音楽を脱し無調に入り、十二音技法を創案して20世紀の音楽に大きな影響を与えた。        
ウィーンのユダヤ人商人の子として生まれ,子どもの頃からバイオリンやチェロを学ぶ。作曲は1894年に知り合ったツェムリンスキーに数ヵ月学んだほかは独学であった。1891‐95年銀行に勤めたがその後作曲に専念。99年の弦楽六重奏曲《浄夜》は後期ロマン派の延長線上に独自の音楽を打ち立て,初期の代表作となった。

企画は、                                    
国立音楽大学マネージメントコース4年
岩重かをる、於保美咲、鈴木友里、山ア楓、渡辺優奈

出演は、                                    
森垣桂一(指揮):
東京芸術大学作曲科卒業。1975年より、パリ国立高等音楽院で音楽理論と作曲を学ぶ。第42回日本音楽コンクール作曲部門第1位受賞。第27回ヴィオッティー国際音楽コンクール作曲部門入賞。オーケストラ・プロジェクト‘99の作曲者として平成11年度芸術祭優秀賞受賞。1998年、サンクトペテルブルク音楽院オペラ・シンフォニー指揮科卒業。 東京芸術大学、桐朋学園大学講師を歴任、現在、国立音楽大学および大学院教授・東京学芸大学特任教授。日本現代音楽協会理事。

川辺茜(ソプラノ):
横浜市出身。国立音楽大学大学院修士課程、博士後期課程を経て、2016年シェーンベルクの作品に関する研究で博士号(音楽)を取得。第21回友愛ドイツ歌曲コンクール2位。  2011〜12年ウイーン国立音楽・演劇大学へ留学。国立音楽大学音楽研究所研究員。

橋詰香菜(ピアノ) 斎藤真歩(ソプラノ)
村上藍(ピアノ)  金子響(ソプラノ) 
冨永弥悠(ハープ)  有岡奈保(チェレスタ)
伊藤加穂(オルガン) 柳鞠子(フルート) 
刀田大生(クラリネット) 伊藤太郎(ヴァイオリン)  
関口太偲(ヴィオラ) 田中香帆(チェロ)

プログラムは、
・シェーンベルク/3つのピアノ小品 op.11
・ベルク/4つのリート op.2
・ウェーベルン/5つのうた op.4
・シェーンベルク/心のしげみ op.20

※トーク「音楽から見たカンディンスキー、美術から見たシェーンベルク」
  江藤光紀(音楽評論家・筑波大学准教授)、川辺茜

・―休憩―

・シェーンベルク/月に憑かれたピエロ op.21
連作歌曲。1912年作曲。ベルギーの作家アルベール=ジローの詩に基づく。ソプラノ独唱と小編成管弦楽のための作品であり、無調音楽時代の代表作として知られる。

感想として、                                  
会場は客席が横に長い演劇舞台風の小ホール。よくまとめられた良質な資料が印象深い。客の入りは想像以上で、一般客のほか学生や大学関係者らしき人たちが目立つ。
このコンサートの特徴は、「見る音楽、聴く絵画」と銘打ち、舞台後方のスクリーンに演目と関連のあるカンディンスキーの絵画を演奏中にプロジェクターで映し出していることだ。相互に関連があるものとそうでないものの組み合わせがある。絵画作家でもあったシェーンベルクを語るには、こうした取り組みは当然なされるべきである。時代性という共通の源泉から創造のインスピレーションを汲みだしている文学・哲学、音楽、美術は相互に影響し合いながら、時代の本質を結晶化し先鋭的に表現するものであるので。

ソプラノの川辺茜さんは、大学院時代によく聴かせてもらっていたが、今回は久々の再会だった。立派な音楽家の道を歩んでおられて素晴らしいと思った。

音楽大学らしい、アカデミックなコンサートで、さすがだと思った。

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